2010年3月31日水曜日

最近気になること

それはウチの目の前のアパートに住んでいる人が窓際にイタリアの国旗を出したこと。

イタリア人にアピールしているのか、自分たちの為なのか、はたまたフランス人達に
ワールドカップを前に何か言いたいのか。。何はともあれ、朝起きるとまずあの旗が目に
入るのだけど、とりあえずイタリア人はラテンの血が濃いってのが伝わって来る。朝から。
そして、あの家ではおいしいイタリアンが毎夜食べられているんじゃないかと想像する。
ウチが日本の国旗を出したら、もし彼らの目的がワールドカップだったとしたら、
かなり恥ずかしい。。

2010年3月30日火曜日

モロッコクッキー

モロッコのクッキーと出されたクッキーがめちゃくちゃおいしくて、
それからというもの、なんなのか、何で出来ているのか、作り方は?と探していました。

見た目は丸く平べったいけど、写真のような質感。ぼそっとしていて、しっとりしている。
口のなかでほろほろと溶ける。ちょっとイギリスのショートブレッドに似ているような食感。
写真のお菓子はアルジェリアのお菓子のお店でこれか?と思って買ったもの。(殆ど食べた後だけど)で、お店の人が言うにはクスクスが入っているって。それでモロッコの友人に
聞いてみた、クスクス入っているクッキーって何?


そこで、最近入手した情報でそのお菓子の名前はghribaグリバ というらしい。
で、早速レシピを探してみたら、クスクス入ってないものも多い。
とりあえず、シンプルなクスクス入りのレシピで作ってみた。

これが焼く前の状態。ノワゼットパウダーを入れたから茶色い。。



焼き上がり。
おいしいけど、固い!味も全然違う。レシピ通りにやったけど。。
どうしたらいいのだー暗礁に乗り上げました。
今度はショートブレッドのレシピから独自で考えようと思います。

2010年3月29日月曜日

paris No1のワインバー

パリで一番人気があるワインバーに情報誌で選ばれた 5e cru(サンキエームクリュ)
行ってみたくて、予約をしてみたけど、3回断られてしまった。いつでも満員なのです。

しかし、木曜日の夜21hに空いているってことで、やっと4回目の挑戦で席が確保できたので
行ってまいりました。
ワインのチョイスも150と多いし、雰囲気も暗めで木とワインボトルに囲まれていい感じ。
サラミの盛り合わせとタルティーヌ(パンの上に好きな具を置いたもの)
ワイン好きならここはいい。そんなに高くないし、サービスもよし。
2杯づつ飲んでコーヒー飲んで一人25ユーロくらいかな。
大勢で行けば数本ボトルを頼めるからいろいろ飲めるのでいいと思うけど、予約がなかなかね。多分1週間以上前から予約すれば、席が確保できる可能性が高いらしいです。
店内にあるワインの値段は持ち帰りの場合の値段なので、店内で飲む場合は+5ユーロです。
5e Cru
7 rue du Cardinal Lemoine
75005 Paris
tel : 01 40 46 86 34.

2010年3月26日金曜日

スーパーで走ることもある

フランスのスーパーで野菜や果物を買う時は、重さを量って価格の付いたバーコードを商品に貼らなくてはならない。
お店によっては、レジのバーコードを通す機械の前が量りになっていて、
レジの人が直で値段をはじいてくれるのだけど、
今日行ったスーパーはそのタイプじゃなかった。
すっかりバナナの重さを量ってくるのを忘れてレジに行ってしまって、
レジのおばちゃんが”重さ量ってないですよ”と言うんで、
”あ、忘れた、でも今日は買うのやめます”と買うのを断ると、
通常なら、じゃぁってレジの隣にでもおいておいてくれるのだけど、
今回のおばちゃんは強かった。
”じゃ今から野菜売り場まで行って量って来て”
”えっレジに列も出来てるし。いいです”
”いいのよ、時間はあるんだから。”
えーー時間があるのはレジの人じゃん。。野菜売り場行って戻ってくるのに1分以上かかるわよ。。すると私の後ろに並んでいたおばちゃんが
”彼女、断っているんだからいいじゃない。”って言ってくれたのだけど、
”いいの。大丈夫、行ってきなさい。”とバナナを突きつけるおばちゃん。。
要するにこのおばちゃんは、時間がある時に自分でバナナを戻しにいくかもしれないのが面倒なのだ。
こりゃ、だめだなと思って バナナ量りに行きました。
私の主張は一応後ろの人たちも分かってくれたし、これ以上話しても時間が経つばかりだろうし。

それにしても、今回のおばちゃんはどどーんと存在感があって、強かった。
こういうことはざらにあるから、慣れたのか嫌な気にはならないのだけど、
フランスってそういえばスーパーの中で走らざるおえないときって、時々あるよなぁと思うのでした。皆さん、海外での量り売りに気をつけてね。

2010年3月25日木曜日

こだわりの干しプルーン

ここ1ヶ月はワインの品評会が毎週のように各地で開催されています。
品評会の会場には必ずと言っていいほど、ワインに合うチョコとかフォアグラとかチーズのお店も出店するのですが、先週行って来た品評会で見つけたのはこのプルーン。

何が違うのかというと、まず完全に乾燥させたプルーンを水で戻していないというのと、
砂糖が入っていないということ、保存料が入っていない事です。
スーパーで見かけるのは水で戻したりしているんですねー。
味は果肉は柔らかく薄茶色でそのままパンにつけて良さそうな、クリーム状。
皮は肉厚で渋みが香ばしいような味わいと混ざって感じ、これだけでも食べたい感じ。

プルーンは大好きで、以前高校の制服着たまま地元のスーパーへ行った時に、
珍しくあった試食のプルーンに大興奮して嬉しそうに友人と食べてたら、新聞記者?に写真を撮られて、プルーンの周囲に人がいる事に気づかなかった自分のプルーン好きに驚くと共に、
記者のインタビューに、プルーンの良さを力説できていた自分にも感心した覚えがあります。
人間、おいしいものを食べるとちゃんと意見や感想など言えるものなんですね。

今回、こんなおいしいプルーンを食べてしまったから、もうスーパーのものには戻れない
んじゃなかろうか。。このプルーンを売っていたテーブルのクロスはプルーン柄でした。

2010年3月24日水曜日

冬限定チーズ

以前も紹介したことがあるかもしれませんが。。
冬にだけスーパーなどに登場するチーズがあります。その名はMont d'orモンドール。
訳すと金の山です。ゴールドマウンテンですね。

こういった木の箱に入っていて、食べる時にはこれを取り外さず、
チーズの真ん中を押して穴を開け、そこに白ワインを入れてオーブンへ。
全部がとろとろに溶けたら、バゲットを小さく切ったものをくっつけてチーズフォンデュのよう
に食べるんです。ワインと最高の相性です。
まだレストランでこれを出しているのをみたことは無いのですが、完全に家庭料理?
なんですかね。これと似た料理で冬の風物詩、ラクレット というものがあります。
日本の鍋みたいな感覚です。皆で集まって鉄板の上に大きいスプーンみたいなものの中に
チーズを入れて溶かし、それを茹でたジャガイモやベーコンなどと食べるものがあります。
これを食べる度に、ああこれがフランスの鍋かぁ、異国だなぁなんて実感するものです。
多分、昔は流通も盛んではなくて、保存食だけで食べれる冬の料理だったのだと思います。

2010年3月23日火曜日

ソファーに座って電車を待つ

いつものように8番線を乗っていたら、コンコルド駅の様子が違う。
おぉ!椅子が取り払われて、ソファーが並んでいる!
大型家具の店IKEAイケアの広告。ソファーはもちろんイケアのもの。

つい降りて写真撮っちゃいました。そりゃ撮るでしょ。
一応、警備員が一人駐在しているんだけど、他の駅では既にソファーに落書きされてました。
この写真は土曜に撮ったので、今頃はいくつかソファーは盗まれているんだろうなぁと思う。
それにしてもソファーに座りながら電車を待つなんていいーー。
待ち合わせにもいいかも。本読みながらなら30分は軽く待てると思う。
全ての駅に設置されているわけではないのですが、私が知っているのは8番線のコンコルド駅
とオペラ駅。乗り換えの多い駅にあるようです。

2010年3月19日金曜日

最近キリコは

エサを食べながら泣いている。

今日は、食べている時に声をかけたら、両目から大粒の涙が。
美味しすぎるのか、待ちに待ちすぎたからなのか、ルーチンワークの毎日に悲しくなったか。
何故泣くのか。謎。
タマネギ切っている時に後ろに居るキリコを見ると泣いているときがあるけど。。

やっぱりここのケーキおいしい

自宅から歩いて12分くらいの場所に外観も古く素敵なパン屋があります。
ここで以前、タルトタタン(リンゴタルト)を買って食べたら、おいしいってだけでなく、
ちょっと目が見開くくらい驚くおいしさを感じて、何度か通ると買ったりしていたのですが、
他のケーキを試してもやはり、おっ!という美味しさが待っていて、
先日買ったこのチーズケーキで、この店は美味いというのが決定的になりました。

これがチーズケーキ。小さくて530円くらいしますが、損しません。


中はとろとろしてて、周囲は塩けがあるビスケット生地。

これは本当においしかった。
是非パリに来る際は、食べてみてください!
パンもおいしいですが、驚くほどではないです。

Le Moulin de la Vierge
64 rue saint Dominique 75007 最寄り駅はla tour maubourg
パリに他3店舗があるらしいですが、同じ美味しさかは行った事ないので
わかりません。

2010年3月17日水曜日

キリコの家

キリコの餌は半年に一度10キロのお得用パックを買っています。
その餌が入れられている丈夫な段ボールでキリコの家を作ろうと思ってたら、
劇場形にしたら面白いなってことで。作ってみました。

大抵、夜はココで寝ています。

2010年3月16日火曜日

中国人の日本料理

中国人が経営する日本料理店はパリにある日本料理店の約90%にあたるそうです。
これは寿司デリバリーのパンフレットです。

何故なんて疑問を持ってはいけません。そんなこと考えた貴方の考え方は既に脳の自由化に
成功していませんよ。
まぁ私はやっぱり”なんで花嫁?”と思ってしまったわけですが。。
意味はないのです。イメージです。日本っぽいアジアなイメージさえ出ていればいい
ものなので、掴みはまず成功なのでしょう。
紹介されているお寿司は巻きだったり握りだったりするものの、みんな鮭じゃないか!って
感じですが、こちらの寿司は日本人が経営している所でさえ40%くらいは鮭に
なっているので普通かなと言う感じ。
デザートは大福ならぬダフクが500円ほどで提供。
ああ、おいしいお寿司が食べたいな。

2010年3月15日月曜日

万能唐辛子ソース

マダガスカル料理を食べる時に必ずテーブルに出される唐辛子サカイ。
とても香りの良い唐辛子ペーストといった感じで、お肉料理にこれを少し混ぜて
食べると口に香りと辛みが広がって、なんとも病み付きに。
そこで家で作ってみようと思いついたのですが、何が入っているのか分からない。
香りの良いものはなんなのか分からない。
Mのお母さんに聞いてもハッキリと言う事は出来ないそうで、各家庭で味も違うものだということ。ネットで調べてもはっきり載っていない。
まぁ大体の予想で作ってみたら、同じではないけどまた別のおいしい唐辛子ペーストが
できましたのでご紹介。

材料をフードプロセッサーにいれて。


混ぜて出来たのを瓶に詰めて。
今回は結構辛いのができました。

パスタにも餃子にもどんぶりものにも。そしてショウガやニンニクが多いので、
野菜炒めをする時にまずこれと油を炒めると香りも良くなるので便利。
チャーハンにもいいですね。

材料
青唐辛子15本
ショウガ親指くらいの長さのもの
にんにく6かけ
コリアンダーの種を挽いたもの。小さじ一杯(無ければ山椒の粉もよさそう)
レモン汁大さじ2
オリーブオイル大さじ1
塩小さじ2

2010年3月11日木曜日

冷凍食品専門店

フランス人は共稼ぎが多いので、仕事で疲れて帰って来て料理をするにはやはり億劫に
なっている。それでもちょっと楽してでも料理して栄養を摂りたい。
そんな時に便利なのが保存も利く冷凍食材。もしそれが美味しくて、種類もあって、
各国の料理も楽しめたら?
その需要にぴったりとはまっているのが 冷凍食品専門店、Picardピカー(ル)だ。
フランスの地方にどのくらいあるか分からないが、パリでは30店舗も出店。
この30店舗というのはかなりの数だと思う。というのはパリの端から端まで地下鉄で30
分で行けるくらい、パリは小さい街なのにだ。
人口が多いんじゃないかと思うかもしれないが、東京の人口が大体フランス全体の人口くらいのもの。都会だけど夜には東京と比べ物にならないくらい人通りがない。そんな小さな街パリ
に30もの冷凍食品専門店がある。それは驚くに値する事だと思う。

自然解凍するか、オーブンで15分焼くだけのケーキ。開封したときの状態。



これが15分焼いた後。見た目だけでもかなり美味しそう。約600円

さて、このピカール商品数が半端じゃない。野菜の切ったものだけでも40種類はあると思う。そこからポタージュや野菜炒め、イタリアンの野菜ミックス、中華用のミックスなど、
肉も鶏ももから子鹿の肉まで形態も様々。魚も同様に何十種類とある。伊勢エビまでもある。
さらに加工品はピザから寿司、点心、パン、ケーキ、パーティー用の一口サイズのサンドイッチの詰め合わせなど多種多様。どんだけフランス人は食べ物にこだわるのだろうと思う。
高い割には質の悪い物が多いフランスでも、食に関しては妥協しない。スーパーに行けば
お菓子コーナーだけでもコンビニの棚の7割くらいの種類を置いているし、チーズの棚も
7メートルくらいはあるだろうし、やはり美食天国なのだと思うこの国は。

2010年3月8日月曜日

アラブのお菓子

Mが先週はレバノン支社へ出張してきまして、頼んでおいたアラブのお菓子を
買って来てくれました。
レバノンは私自身本当に行きたい国の一つなんですが、情勢が安定しないので
行けそうにも無い国です。レバノンは山でスキーして海では泳げるという地形と気候、
野菜を世界一消費する国でもあり、レバノン料理は日本人でもおいしく頂けるものが
多く、勉強したい料理の一つでもあります。

これがアラブ諸国で食べられているお菓子。
美味しくないものだと、ただただ脂っこく甘過ぎて胃がおかしくなるくらいの
ドシッとしたお菓子。でも、おいしいものだと、ナッツの香ばしさと優しい甘さで
顔が緩む一品です。パイ生地の中にナッツと蜂蜜を絡めたものが挟んであったり、
揚げ春雨?みたいな層の間にナッツが入って蜂蜜漬けされていたり、アーモンドの粉でつくられていたり、と全体的に高カロリーなお菓子ですが、本当おいしいものと美味しくないものの
差がありすぎるお菓子であることは間違いないです。
パリでもアラブのお菓子は買えるのですが、是非ともオリエンタル
パティスリー(オリエンタル菓子専門店)で買ってください。
どこも量り売りです。小さいので安く感じるかもしれませんが、
大体一つ150円ー200円くらいはすると思います。そのくらいしないと
まず美味しいものではないと考えてしまったほうが分かりやすいかもしれません。
決してケバブサンドイッチ屋では購入しないでくださいね。もはや毒です。
写真のお菓子はレバノンで一番美味しいお菓子屋さんのものだそうです。
空港で買えるのでおすすめですが、行く方は少ないのかな。。
店名 Abdul Rahman Hallab&Sons

2010年3月3日水曜日

冬限定の栗粉のパン

冬の間だけ、栗の粉で作られたパンが売られています。

お店によって多少名前が変わるけど、パンドシャテーニュと言えば何かしら答えてくれるでしょう。必ずあるものではないし、何曜日だけ販売とかもあるのでやはり聞いてみないと分からないけど、冬にパリに来るのなら、一度試してみてください。朝食におすすめかな。
食感はまるで黒砂糖でつくった蒸しパンみたい。指でつまむと蒸しパンと同じようにちょっと固まって、ふわっとしたはね返りはありません。
このパンの場合はイチジクとクルミがはいっていました。
そして栗の風味が口に広がります。甘くておいしかったです。
隣に写っているのはフィセルというバゲットの細いもの。
あとシリアルのバゲットです。