気がつけばもう大晦日。覚え書きとして今年を振り返ってみたいと思います。
1月には毎朝セントラルパークをジョギングしていました。2ヶ月くらいは続けられたのですが、だんだん3日に一度になり、週末だけになり、冬の今では月に1、2度くらい走っているくらいです。基本的に嫌いなものはやはり続きませんね。
6月からは写真を撮る仕事を始め、7月からはブルックリンに共同アトリエを借りることができました。9月からは今も続く毎朝3時間半の英語の学校に通い始め、
秋は毎週末写真の仕事が入る様になりました。忙しかったですが、楽しかったです。
今月は写真のお仕事はお休みしていますが、また来年から始めようと思っています。
今度は写真の撮り方講座を開催しようかなと模索中。
アトリエでは高校、大学の時に使っていた油絵具をひっぱりだして油絵を描いてます。
昔の絵の具が残っていてよかった。ゼロから揃えようと思ったら自分の稼ぎでは買えなかったもの。錆び付いて開かないチューブとかもありましたけどね。
今年もギャラリーを見つける事は出来なかったのですが、
写真にある絵が奇跡的に一枚売れました。これで12月分もアトリエ代が払えたので、これは嬉しかったです。
驚いたのは、大学生の時に描いていた描き方や、画風ががらりと変わった事。
これは不思議です。今も模索中ですが、自分でもどんな心境の変化なのかなと頭をかしげます。結構、かわいいものとか好きなんだなとか、黒い絵の具は使わなかったのが使う様になったし。筆をあまり使わなかったのが、今は筆だけで描いているし。
歳をとって大胆さに欠けるようになったから筆で細々と描いているのか。。
英語について:英語はじつは震災後にはいろいろ事に希望ややる気が持てなくなった時期もあり、実感としては夢と希望満タンのNYに来た頃に比べて話せなくなっている気がしています。
英語を学ぶことは止めてはいませんが、頭の片隅にある小さな部分が未だに無気力で、
もう外国語を学び続ける生活は嫌だ、どうせ通訳さんみたいに上手にはならないんだから。と落ち込んでいる部分があって、心が開いていない、うまく脳が循環していない実感がしています。まずはこの部分を治療しないと、吸収していかないなと思っています。
あと18日で日本を離れて10年になります。母国を離れて長い間暮らすというのは 自分というものを形成した心を置いて離れて暮らすという事かなと感じます。
日本人であるということの常識が魚のうろこだとしたら、その鱗がぱらぱらと剥がれて落としていくような感覚です。自分であるという事を必至に確認しながら前に進まないと
見失う怖さを感じます。泳ぐ場所も日本海から大西洋に変わっていて大西洋のルールで進まないと食べられてしまいます。この10年は自分自身を変化させられた部分もあるし、変化しなければいけなかった事も沢山あり、そしてこれからも。10年という区切りで感じた事は哀愁のような孤独のような、新しい人生観だったりと身をもって考えさせられる10年でした。
来年は大型作品に挑戦し、ギャラリーの足がかりを見つけ、英語をもう少し上達させ、写真の仕事も安定して取れるようにし、体力を向上させること。
1つでも2つでもクリア出来るように頑張りたいと思います。
皆様よいお年をお迎え下さい。長文、読んで頂きありがとうございます。
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