2008年12月14日日曜日
ワインの試飲会
土曜の朝9hに電話が鳴り響いた。初めは無視していたのだけど、数回鳴るものだから電話に出てみると 「ねえ!起きてる?ワインの試飲会の待ち合わせは今なのよっ!」元気に友人が電話で話している。。えっ 夜の9hだと思っていた。。。
慌てて言われた通りにセーヌ川に浮かぶ会場である船に向かった。船の中で試飲会。なんでまた船の中なのか。。
よくセーヌに停泊している船でのイベントはあって、それでも試飲会は始めてだった。
朝ごはんも食べていない、目も覚めていない状態で渡されたワイングラスを持ち、遅い朝日が船のなかに眩しく差し込んでいて綺麗だなぁと思っていると、友人が元気に「おはようっ」と声をかけてきて、それから5時間くらいかけて10ほどの酒造家が持ってきたワインの試飲をしました。
今回の試飲会はオーガニックワインの試飲会。いろんなワインを飲みながら説明してくれるのだけど、種類が細かくて専門家でもない限り分からないなぁとは思うのだけど作り手のこだわりが詰まっていると感心してきいていた。だって例えばピノグリ(葡萄苗の種類)のいとこが10パーセント入っていてねって言われても、ピノグリ自体たぶんあまり日本では普通にしられていない種類なのにその従兄弟って。。あと同じ苗でも砂地が10センチでその下が石か土かでワインの味がまるで変わるから、土の話から始めたり。感心しきりでした。
特に感心したのはこの畑の写真。これは、酒造家さんか自分のワインの写真集を持ってきて、それを見せてくれたのだけど、オーガニックワインを作るのになんと機械を使わずロバを使って耕しているんです!それだけオーガニックワインという規定をクリアするのに大変なんだなぁって。。何時代かって思いましたよ。凝っている、みんな凝っている。あーして、こうして作るとこういう味のワインができて、今年はどういう天気だったから、香りがこう変化しました。。とか。
こういう話を聞いたり、見たりすると一本のワインが努力と汗と希望が詰まっているように感じる。
飲んだあとにはラーメンが食べたくなって、友人とラーメン屋に締めの一杯をいただきました。
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