2008年1月30日水曜日

最近驚いたこと

先日MとカフェでランチをしていたところMが外を見ながら「あっ高校生がタバコを吸っているね」と。私「なんで高校生って分かるの?」
M「だって高校の前だよ」 
私「高校生はタバコ吸ってはいけないでしょ?なのに堂々と高校の前で喫煙?」
M「学校の外は学校ではなく、そういうことは誰でも叱る権限はないんだ。自己責任だよ」私「えー!じゃあ先生は何も言わなくて、もしかして先生と学校の前でタバコ吸いながら話したりするの?」
M「それはないけど、先生は注意しないよ」
私「日本では学校によっては、自分の学校の生徒が悪いことしていないか、街中を見回ったりするんだよ」
M「それはフランスじゃありえないね」
私「じゃぁタバコを友人から勧められたら吸ってしまう人が多くなるんじゃない?」
M「そうだね。でも断ればいいんだけど」
私「だからフランスは女性も男性も喫煙者やアルコール中毒者が多いんだね。若い時からタバコとお酒を覚えてしまう」
M「学校ではタバコやお酒が与える影響を教えたりはするんだけどね」
私「それじゃ、フランスで子供を学校に行かせるのも、どんな学校に行かせるかも慎重になるね」
こういうわけで、妊娠中のフランス人の友人がまだお腹にいる子供の高校はどこに行かせるか吟味しているという話も納得。他にもお金がかかるけど、とある有名市立進学校に行かせているというのも分かる。場所柄貧しい人が多く住んでいる地域の公立学校に行かせると、周りに影響されて非行に走るんだっていう話も悲しいが分かる気がする。
これはどうだかわからないけど、お金持ちの人達は時々、新しい人に出会う時にとても警戒心が強いように感じる。どんな人なのか、どんな教育されている人なのか、貧乏じゃないか、外見は?などなど。私もフランスに来てからは会う人全て新しいわけだから、そういう目で判断されているなぁと感じる時がしばしば。感じ悪いのだけど、こういう背景をみると仕方ないのかなとも思う。貧富の差が大きければ大きい程そういう社会になるのでしょう。

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