昨日友人の所有するアフリカンアート作品の一部をオークションに出品するということで、初めてオークションを見に行ってきました。
今回のオークションはアフリカンコンテンポラリーアートのオークション。
小さなお城のような会場に入りドアを開けると、競りの声が響いてきました。
500です。どうですか?600、600、もういないですか?後悔なしですね?
ボンッ(ハンマーで叩く音) えー次の作品は。。。といった具合です。
50平米くらいの会場の壁や床には作品が設置されて、中には私も知っている作品もあったりして、どのくらいでこれらが競りにかけられるのか楽しみ。私たちが座った場所は後ろの方だったので、初めいまいちどうやって値段が上がっていくのか、誰が今値段を上げたのかが分かりませんでした。しばらく経ち、どうも手を胸のあたりでちょっと上げると作品によりますが、100ユーロづつ上がっていくサインのようです。
ついに友人の出品した作品が競りにかけられました。
電話越しのお客さんと会場のお客さんの動きがやや大きくなり、ダダダダーっと値段が上がり
ボンッ。作品の作家の知名度からすると値段が低めに落札されたのには リアルな値段なのだなぁと感じたのですが、彼女が購入した元値からは何十倍もの価格になったことは良かったのではないかと思います。
今回の競りで買い手がついた作品は多分15%くらいだったのではないでしょうか?
これはオークション会社としては喜べない状況だと思います。実際に「あー嬉しいですねぇ」って競り落とせない作品の後に皮肉を込めて言って会場を笑わせていたので、気まずい展開だったのでしょう。全体的な印象としてはオークションに来る人は出品者または投資目的の買い手だけだったように感じます。
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