2011年5月18日水曜日

もう私はマウス年長さん

午後の学校は未来の先生のテストマウス役(生徒)をするという無料の学校。
先週の金曜で4週間に渡る先生達の卒業試験(私にとっては授業)が終了し、
殆どの先生方は証明書を授与してもらって、自分のふるさとや就職先に行くわけなのですが、
その4週間というのは先生達にとって、3ヶ月の教師になるプログラムの最終テストになるんです。
実際に生徒(テストマウス)の前で授業をしてみます。
それが、みんな先生方は大緊張です。てんぱっているのです。
声はうわずり、手は震え、ホワイトボードに書く字はふにゃふにゃ。。
前期ではあまりにも緊張しすぎていた先生を授業の途中で、もういいです。貴方には証明書はあげられません、
と、コーチが出て行ってしまい、授業の途中だった大緊張の先生は ”もうこれで僕はできません、終わりです、
さようなら”と自分の荷物をまとめて、授業開始5分で帰って行きました。
うわーアメリカだと感じました。要するに時間の無駄、お金の無駄なんです。
弱肉強食の世界がNYにあると聞きましたが、目の当たりにしてドン引きすると同時に、
コーチが教室にいて点数をつけていると知っていたら、もっと助けられたと思いました。
 そして今日、また新しい未来の先生達が来ました。
中には60代の先生も居ます。年長者なので、落ち着いているかなと思ったら大間違いで、
彼の健康を心配するくらい、彼は緊張していて手は震え、緊張のあまりすべて命令口調で、
腕から真っすぐのばした人差し指で生徒を指して行きます。他の生徒は初体験なので
怖がってしまって、何も声がでてきません。
でも先生にとっては生徒との会話が弾まないとポイントになりません。
焦るばかりです。私も彼をリラックスさせたくて、出来るだけ笑いをとったりも努力したり。。
ホワイトボードに書く字は、先生だというのに全て大文字。
これはポイントが下がります。文法として大間違いだからです。生徒がしてしまうなら
ともかく、先生はマズい。
私はもう生徒(先生)が首を切られる所は見たくありません。
授業が終わった後に、コーチにバレない様に、彼に大文字はマズいと手紙をあげました。
それにしても、緊張って人に移りますね。
生徒役が5人で先生は7人いて、生徒以外は瞳孔開きっぱなしでみんな手が震えているんですから。。
生徒も堅くなってしまいます。。
英語を習っているというよりも、アメリカ社会を見に来ているような感覚です。
先生達をリラックスさせることが出来たら、生徒も落ち着いて勉強できるんだけどな。

Teaching House in St Johns Univ
4週間で一区切り。90%の出席率ならば、無料。そうでないと40ドル。
朝、午後、夕方の授業のなかから選べます。

2 件のコメント:

Ixchel さんのコメント...

こんにちは!
Columbia University Teachers college.CEP class.の情報を探していたら、kiriさんのブログに出会いました!

とても、楽しいブログでファンになりました~。

私は3月末よりBrooklnに滞在しています。
それで、私も情報をたどりながら、英語学校を探しているワケです…。
今は、私立の英語学校に行っています。が値段が高い割にはよくありません…。
それと図書館の無料の英語講座に週二回行っています。

グログの中で出ていた、大学付属の語学学校は、Queensborough Community College, City University of New Yorkでしょうか?

Columbia University Teachers college.CEP classは、13日に私もテストを受けに行く予定でした…が、日本からお客さんが来ていて行けず。

テストに行っていたらKiriさんにお会いできたかもしれませんね!

kiriさんのブログ、今後も楽しみにしてます♪

実はブログコメントしたの、初めてです。
長くなってしまいましたー。

kiri さんのコメント...

Hirokoさん、コメントありがとうございます。
大学付属の学校はLaGuardia Community College, The City University of New Yorkです。2ヶ月で1400ドルくらいだったかな。ここは数ある大学付属のESLの中でも安めなので通ったのですが、授業の良さは本当に先生によりけりです。ただ、勉強をやらされる?のと先生がライセンスを持っている方々なので、文法的なミスやスペルミスなどもなく、細かい質問にも答えられるところです。
悪い点は、クオリティーのわりには高い。
あと、明らかにサボっている授業しているでしょ?っていう先生もいます。
でもここの先生は全てではないですが、ハンターカレッジやNY大学の先生達なので、
どの大学へ行っても、同じくらいのレベルの先生達です。時間で計算したら、一時間につき大体40ドル。うーん、割にあわない事もあります。2時間の映画見せて終わりにしたりする事も。お金に余裕があるなら、いいと思います。
まだ挑戦していませんが、私立の学校の先生の質は悪いとも聞いたりしますので。
ティーチャーズカレッジで駄目だなと思ったら、私もまたラガーディアかどこかThe City University of New York系列の学校に行こうと思います。
会話だけでいいと言う場合は、インターナショナルセンターで生徒達と会話し、チューターをつけるといいと思います。ここも戻ろうか考えています。あとは少し話せる様になったら、ボランティアをして、社会に入るのがいいかなとも思います。フランス語はそれで伸びたので、多分いいと思いますよ。
ブログを読んでくださる方が居る事、とてもやりがいになります。ありがとうございます。
これからも、どうぞごひいきに!