2011年5月12日木曜日

英語習得に試行錯誤

英語を早く習得したいと思っている人は沢山います。
もちろんそれは難しい話なのだけど、どの方法をとれば早く習得できるのか、
みんな試行錯誤しているわけで。もれなく私もそう。
NYに来てから私がしてみたのは、インターナショナルセンターという
生徒同士の会話をし、文化について先生が話していくという施設のメンバーになり、
とにかく会話をしていました。その頃はまだ何も話せなくて聞いてばっかりだったけど、
お互い英語が完璧でない者同士なので、気軽に話が出来、英語を話す瞬発力
のようなものを訓練できたと思います。しかしながら、そこでは文法は教えないので、
文法をきちんと知りたくなり、ラガーディア大学の英語コースを受けました。
そこでは、教師の免許がある人が先生なので間違った英語は教えません。
時々、生徒をほったらかしにした授業をしたりしたので、考えてしまうこともありましたが、
小テストなどあったりで、自習せざるおえない環境にいたことによって、
単語を覚える数が増えたりで良かったです。ただ!2ヶ月で13万円と高く、(ラガーディアは
それでも安い方)高い家賃を払っている身としてはとてもキツく、続ける決心ができませんでした。

そして今してみていることは、安い授業料の所に多く所属してみること。
1:週1のおばあさんとワンツーマンで会話するスピーキングの学校。
(English in Action1年間で3万円くらい。一回の授業に600円くらい)
2:平日毎日2時間の未来の先生の生徒役をする、学校(Teaching House 原則無料)
3:週2回計5時間の免許がない先生がボランティアで教える学校。(LenoxHill Neighborhood 2ヶ月で8千円)

1:の学校での問題点は/おばあさんは先生ではないので、間違った英語を話しても ウンウンと聞いているだけで、
訂正をしてくれるおばあさんが担当になることが稀。
2:の問題点は大切なのは先生であって、生徒についてはケアせず、レベル分けが3段階くらいなので、
初心者と文法はもうやりましたという人が一緒にされたりして、レベルが上の人の場合は苛つくばかりになる。
先生の授業はその先生の卒業試験みたいなものなので、試験官の前だからか、柔軟性のない決められた授業しか
せず、質問の時間がなく、先生達の計画通りに授業を進めて行かないといかない。
どうも、生徒の学力を伸ばして上げようという気持ちは誰もなく、本当の意味でのテストマウス役。でもタダ。
3:の問題点は先生に免許が無い為に、間違った英語を話す先生がいること。
しかし、細かい間違いはいいです、という人にはいいのかも。私にとっての問題点は文法をあまり教えないこと。

安い学校に沢山行くという方法全体でまずかったのは、もう既に勉強した事をやるということ。
あたらしい文法を学べない。もし、大学付属の語学学校を続けていれば、それは回避されたのだけど、
なにせ高いので、躊躇する。
来週から始めてみようと思うのは、コロンビア大学のティーチャーズカレッジに行く事。
ここも将来の先生のテストマウスをするのだけど、試験官は教室にいないしレベルも7だったかな?に
分かれているので、初心者と同じクラスになることはない。
うわさによると、Teaching Houseの授業よりはとても質が高いそうです。期待してます。

アメリカ人のおばあさんに、こんな質問をしました。
『アメリカでは文法的に間違っていない英語を話す人は何%くらいですか』
彼女の返答に驚きました。『たぶん50%かな。良い教育を受けていないと話せない、良い教育を受けるには
お金もちじゃないとできない。そして、この50%は生粋のアメリカ人での話で、外国人はカウントしていないわよ』
NYは人種のるつぼ。こうなったら、私がきちんとした英語を話す人と出会う確率はどうなってくるのでしょう。
ある南米の女性の英語は、He have a cat.と言ったりします。そう、hasにすることを知らないのです。
でも通じますよね?生きて行けるんですよね。。生きて行くため?通じる英語を学びたかったら、とにかく
話すことに尽きると思います。
ちゃんとした英語を学びたかったら、ある程度のお金を出さないと少なくともNYでは無理ですね。

私の英語での目標は、通じる英語で思う事をすらすらと話せる事。
文法が。。とか真面目に考えずに、話すのみなのかな。でもちょっと躊躇する。
そこがロボット日本人と言われてしまうところかな。
ラテン系の人に日本人はロボットみたいだから、きっちり学びたいんでしょう?って言われます。
ちょっと腹立つけど、一理あるな。

アメリカ社会について:
きちんとした英語を使えないと、外国人が大学に入る事は無理です。
大学に入るにはお金持ちでないといけません。(授業料が年間1千万越えることもざら)
良い大学に入らないといい会社には入れません。

ここは私の意見だけど、アメリカはとにかくお金あってこそ、ある程度のレベルの生活が出来る所だと感じます。
幸せ度はお金とは関係ありません。
だから、お金はあまりないけど、楽しくがんばって生活している人も沢山います。
貧富の差が激しい人々が同じ社会で生きているところです。社会の陰と陽を感じる国でもあります。
残念なのは、国民保険がないこと。お金がないと病院にいけないのは改善するべき所だと思います。

英語を通して、社会の裏側を考えさせられるのでした。

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