アメリカはチップをあげる習慣があります。
私、知らなかったんです。
いいサービスを提供して頂いたら、チップを置いて行くというフランスの習慣と同じかと思っていたら
大違い。チップが当たり前なんですねー。
ウエイトレスやバーの店員さんなどは低額の時給の代わりにチップで稼ぐということも多いらしいので、
ウエイトレスさん達はチップの為にがんばります。必ず料理が来た後5分後に”どう?何も問題はないですか?”
と聞いてきたり、”私はジェニーよ、何かあったら言ってくださいね”と言う人もいます。
チップは食事代金の15−20%が普通。
カードで支払う場合は、カードとお勘定の紙を出し、お店はカードをスライドさせて、仮の領収書とカードを
返します。その領収書にチップをいくら払うか書く場所があって、その下に食事代金とチップの総額を書く
場所があります。その2つを記入してお店を出ます。
だからお店を出る前にチップの代金をウエイターさんに見せないで出る事ができるんですね。
スキミングのリスクは?と考えることが多々ありますが、そこはアメリカ。そうなっても大丈夫なように保険に
入るんですね。でも滅多にないようです。クレジットカードをチップ方式にしなかったのはヨーロッパ発祥のライセンスを買うのが高かったからだそう。
またチップの話は続きます。
中華レストランだったらチップはいらないのかなと思っていたのです。だってNYの中華街は半端なく大きくて
そこは中国の世界そのもの。地下鉄の注意書きまで中国語、キオスクの商品も中国のもの。
お店の表示も中国語。道の表示(全てではない)や大手銀行の名前さえ漢字。
NYに来て3日目くらいかな?中華街のレストランで食事をしたのです。その頃はそんなにチップが絶対的
なものだと思っていなかったので、サービスも悪かったこともあってフランス式にチップは置かなかったんですね。
小銭もCentセント は分かるけどDimeダイムってなんだろう というようにパッと見て判断できない
状態。食事の代金をやっとこ出してお店を出たら後ろで中国語で叫んでいる男女が。
振り返ると驚いた表情でその二人が私を手招きしています。
戻って”なんですか?”と聞いたら また中国語の嵐。
すると”3ドル 3ドル!”チップ チップ!と繰り返します。
ああああ!ごめんなさいー!と言って手渡すと、また中国語でぶつぶつ言われちゃいました。
そこで ああアメリカはチップが絶対なんだなと分かったわけです。
任意でチップを渡すのはスターバックスやテイクアウトの食品、ハンバーガーショップなど。
タクシーもチップは必ず出すものです。
もうめんどくさいー。慣れるのでしょうけど。。価格にサービス代金込みにしてほしいです。
そして全ての買い物での表示価格は税金抜きの価格。税金は10%。
なので50$の食事をしたら55$が食事代金。+チップ11ドル=66ドルの支払い。
もし全額が25、6ドルだったら小銭はチップで払わないので(普通は)26ドル支払います。
よって、小銭を使う機会がスーパーやコーヒーショプだったりするんです。そこでも出し損ねると
どんどん小銭が増えていきます。
そういうわけで一番大きい金額の小銭は25セントですし、小銭は貧しい方にあげる事に決めました。
曖昧なお金の支払い習慣(税抜き価格で商品を買うのでハッキリした感覚でお金を出さない、チップシステム)のせいだと思うのですが、アメリカの皆さんのお金のつかいかたが雑だなと感じる事が多々あります。
10ドル以下はどんぶり勘定。なので意外とお金をつかっているという結果になります。
これは私だけではないと思うのですが。私自身も”えーとチップと税金とー”と考えると大体このくらい上乗せかな
って考えはしますが、はっきり幾ら支払うというのが分からないのです。レジではっきり分かるのですが、
そこでは既に支払うときなので既に遅し。品数が多ければ多い程意外と高かったなという感覚があります。
ポイントカードも殆どのチェーン店はあります。貯めると何があるのか分からないけどよく使うお店の
カードはもらう事にしてます。そのうちカードでいっぱいになりそう。
”NYに生活していて、これは日本より安いというものは何ですか?”と在米17年の女性に一つ質問をしました。
答えは”アメリカブランドの化粧品とアメリカの高級ブランド品”という答えでした。
どちらもお世話になることはなさそうーー。
よく働きよく遊ぶというスピリットのニューヨーカー。本当そうだなと思います。
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