昨日はグランパレ美術館の隣のプチパレ美術館で開催されている、
イヴサンローランの回顧展を観てきました。
評判が良いとのこの展示、会場前には入場を待つ列が。。
展示は彼の発表してきたオートクチュールの豪華なドレスなどの展示、
カトリーヌドヌーヴの映画に使われて来たドレスとその映画のシーン集、
彼のアトリエの一角を移送展示。
驚いたのは彼の描くデザイン画の筆の進め方が早く、そして的確であり、美しい
動きのあるラインを描く事でした。セツモードセミナーで私もファションイラスト(スケッチ)をしていましたが、彼や校長の長沢節さんのように、すらすらっと綺麗に一発で
決めるのはどんなに難しいかわかります。天才だったのですね。そのような印象です。
展示後半にある大スペースの舞踏会をイメージした室内の中に並べられたドレスの数々は
必見です。デザインが今時じゃないので、これが着たいというのがあまりなかったのですが、
一つ一つの手作業による刺繍などすばらしく、クリスタルが鏤められたドレスなど、
服が宝石の様で美しかったです。そしてマネキンに着せられた服はピンとこなくても、
ショーにて実際のモデルが来て歩くのをビデオでみると、とても映えてみえてきて、
服は人が着て、動いて評価が初めてでるものだと実感したのでした。
グランパレは中庭も素敵。小さなカフェテラスもあるので、友達とだらだらと話すのも
素敵な場所だなと思います。
展示は8月29日まで。
休刊日は月曜と祝日です。
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