2009年8月27日木曜日

今年最後の夏日に海へ

23日は天気予報では最後の夏日だということで、Mも疲れていることだし、
海へ日帰りでいってこようということになりまして、パリから2時間で行けるノルマンディーのトルーヴィル/ドーヴィルへ行ってきました。この二つの街は隣り合っていて、駅もそのままの連名での名前です。
ここ、昔にパリジャンのお金持ちの別荘の地として一時期大開拓されまして、今ではパリ21区と言われるくらい(パリは20区のみ)第二のパリ、パリのビーチというような感じです。
お金持ちのお遊びのカジノと競馬場、別荘もあります。
が!私にとってはレイモン サヴィニャックの街ということで知っていました。サヴィニャックとは昔のイラストレーターの名前で、彼の作品が街のあちこちで見かけることが出来るのです。
この写真の絵もそう。かわいらしいでしょう。海岸沿いには彼のポスターが点々と展示されています。日本での広告の仕事もしていますよ。森永チョコとか豊島園など。
トルーヴィルの海岸の貸しパラソルはこんな感じ。おしゃれで可愛らしくて、憎いわぁーこの
センス。茨城の海岸では畳が敷いてあったもの。それもフランス人からしたら
おしゃれーって思うのだろうか。。隣の芝は畳?

フランスでの引き潮はかなり引きます。というのはパラソルがある場所から海まで100メートルは離れてしまうのです。ぼーっと2時間も浜辺で寝ていたら波が見えないくらい遠くに。。ということになってしまいます。浅瀬が続くからでしょうね。ちょっと海へって走って行って遊んで帰って来るのに往復10分かかったりする。

表現の自由ではあるけれど

お久しぶりです皆様。
あっという間に時は過ぎて、それでも日々生活しているなかで、
あれをブログに、これを題材になど頭に浮かんではその場で空想し、
こんな風に書いたら、表現したらおもしろいかな。なんて考えていることも
多くありまして、その度に完璧なシナリオが頭に表現されきってしまい、
満足、満足と完結することが続いてしまいました。
重複しますが、想像して、あっ これブログにこう載せたら面白いなぁとか感動が伝わるかなとか、一人街を歩きながらにんまりする日々でした。
友人にkirikouさんは妄想好きだよねって言われて、何となく納得です。
表に出さないと伝わらないですよね。行動するのが面倒に感じたりする年頃なのかもしれません。34年も生きているといい加減、行動の先が読めてしまうと感じてしまうんですよね。
でもそれを想像して、何も行動しないということを繰り返していると
これから34年ぽっちの人生観の中でしか動けなくなる=凝り固まる=老化
なのかなとふと思ったり。
たかがブログ、されどブログです。
ブログを通して、他人である自分を確認してみたりします。
今まで書いたものを読み返すと、ああ、こういう風にしか表現できないのか。とか。
で、芥川賞作家の作品を読んでみたりして、言葉での表現って深いなとこの歳で感じたり。


小学校の時に作文を書かなくてはいけない時がやはりありまして、その授業の主な目的は
起承転結を学ぶだったと思います。
大体の書きたいことの枠組みが決まったら先生に途中評価をしてもらわなくてはいけませんでした。そのときは書きたいことがあるのに、起承転結がどういうことか分かるのに、
結果、全然できませんでした。先生がざっと私の作文を読むと
「全然分からない、何が言いたいのか分からない」とやや怒りながら言ってくれたのですが、私も自分が考えていることは曖昧な印象の断片ばかりで、自分でも何をいいたくて書いたのか分かっていなかったのを覚えています。
言葉で表現するということは、ぼんやりじゃいけないんだなと今は分かります。
でも、ぼんやりでも伝わるという方法を使えるプロの作家さんがいるということも
感じてもいます。人に自分の思っていることを伝えるということは難しいことだなと
思うのですが、まぁそうやって考えてはこうしてブログにタラタラと書き綴る行為も
老化防止に繋がるのでしょう。

2009年8月11日火曜日

バイヨンヌ祭り

2泊3日で7月31日ー2日までフランスの南東にあるバスク地方 バイヨンヌに旅行してきました。一度バスク地方には行ってみたいと思っていて、丁度バイヨンヌで大きなお祭りをしているということもあって、行って参りました。
パリからTGVで5時間半。そう聞くと遠いように感じるのですが、TGVの椅子がゆったり作られているので、寝易いし本など用意しておけば、あっというまに到着です。

バイヨンヌ祭りは日本で言う博多どんたくとか、ねぶた祭りのような地元の人にとってはとっても重要で団結力が強く、どちらかというと男性のほうがテンション高くなるお祭りといったかんじです。バイヨンヌ祭りは5日間ありまして、毎日朝9時頃から深夜まで街のあちこちでイベントをしているんです。そのイベントをお酒を飲みながらぶらぶらするというお祭りで、特に牛追いや大きな人形が街を練り歩くなど見せ場もあるようです。
特徴的なのが、全身白い服を着て赤いスカーフやウエストの赤いマフラーのようなものをつけるのが正装で、この格好をしていないと かなり浮きます。
旅行に出る前に かなり大暴れしてひどい人がいるのよー とは聞いていたのですが、
思ったより酷くはなく、感心したのは参加者が若者だけでなく、赤ちゃんから80近いおばあちゃんまでもが正装して街をあるいていることです。皆、飲んで食べて歩いて、時々踊って。。と楽しそう。
そうそう、もっと驚いたのがバスク人は男女共にカッコいいです。体格がしっかりしていて、
ちょっと喧嘩っ早い。肌も褐色で目の色はブルーグレー。基本的にやさしくて素朴で、笑顔があふれていました。いままでのフランス旅行のなかではない やさしい人々で、旅行していて癒されました。おすすめですよバスク。料理も安くておいしいー。





スペインの国境ちかくだったので、日帰りでビルバオにあるフランク O,ゲイリーが設計した
グッゲンハイム美術館へ行ってきました!すごいでしょう!全部チタンですよ。
村おこし企画で建てられたそうですが、ものすごいお金のかけようです。収蔵作品も
有名なものばかりで、どうしてこの村に。。って疑問。
とにかく、アメリカ人建築家なのか画集でみるより大きい美術館で、迫力がありよかったです。見れてよかったー。