2008年6月27日金曜日
音楽祭
夏至の6月21日は毎年 音楽祭が街中で開かれます。
今年は20日まで曇り空続きでどんよりしていたのですが、21日はカラッと晴れてくれてそして土曜日!みんなこのお天気とお祭りで浮かれ気味。私もうれしくて、どこに何を見に行くか計画を立てて目指したのはポンピドゥーセンターがあるマレ界隈。
韓国人の友人が韓国太鼓の演奏をしていたので見に行ってみたのですが、一番驚いたのは写真にあるように、このおばちゃんでした。良い写真撮りたい一心で観客の輪の中心へ。。
その後、スウェーデン文化会舘へ。中庭がスウェーデンになっている。(行ったことはない国だけど、私的スウェーデンイメージがここに)花輪を作って女性達は頭に飾るんですねぇー。金色の髪にとっても似合っていました。やっぱり行ってみたいスウェーデン。スウェーデンのお酒が飲めたので味見してみたら、結構強くて意外でした。ベースはウォッカでシュロのシロップを入れていました。シュロってあのシュロの木かな。。誰に聞いても分からず終いでした。
2008年6月25日水曜日
2008年6月17日火曜日
デパートの中のグルメ
オペラ座(オペラ駅のほう)の近くにある老舗デパート、ギャラリエラファイエットのグルメ階(日本で言う2F)は力を入れているだけあって、本当においしい物を集めている。特にお惣菜はどれを食べてもおいしい。その日本のデパチカのような空間のなかにベロッタベロッタというイベリコハムとワインを楽しめるバースタンドがあって、椅子が1メートルくらいある所になんとかよじ登って座り、チーズとハムのプレート(大体3千円くらい)とグラスワインを頼み、あまり落ち着かないバーだけれども、目の前に吊り下がっている子豚ちゃんの大腿部もといハムを見ながらじっと待つ。生ハムの前にバゲットとトマトソースがでてきて、それをつけて食べてみてびっくり。おいしいーー!小さく叫んだついでに作り方を聞いてみたら簡単。熟れていないトマトとオリーブオイルとちょっとのニンニクと塩をミキサーでまぜるだけ。なぜか水っぽくなっていない。あれから家でも言われた分量で作ってみたけどジュースみたいに水っぽくなってしまった。味も違う。。どうしたら再現できるのだろうか。
さて、生ハムですが無論おいしい。ワインもおいしい。いや、ハムがおいしいからワインももっとおいしくなったと言える気がする。観光客でもアクセスしやすい場所なのでぜひぜひオススメです。
2008年6月16日月曜日
巨匠ル・コルビジェの代表作ロンシャンの教会
ブログを長い間更新できずにいました。ブログを見る度に愛犬ボスの笑顔を見てしまうのが辛くて開けられませんでした。。今日紹介するロンシャンの教会は丁度、ボスが亡くなったという知らせをメールで読んだときに私がいた隣町にあります。ロンシャンの教会は一生のうちで見ておきたいものの一つで、その記念すべき来館日と重なってボスが逝ってしまったので忘れられない日になりました。さて、本題のロンシャンについてお話しましょう。
ロンシャンとは街の名前でそれはそれは小さな村。昔は炭鉱で栄えたようですが、今は電車も日に上下線合わせて4本ばかりです。場所はパリから北東へ電車で3時間半。この教会が有名なだけで他には観光らしいものはありません。そんなわけでここにはコレ(教会)を見るためだけに行かなくてはなりません。しかもすこしゆっくりしたいのなら一泊泊まるのがベスト。あまりにもこの街は乏しいので隣村のリュールというところに一泊することに決めたのですが、また空いていたホテルも村のなかにあって乳牛牧場に囲まれていて、窓からは野良犬が徘徊している景色のみ。なんというのだろう、観光に着たっていう感覚が一かけらも思い浮かばないような所なのです。
ホテルに荷物を置いて、ロンシャン村行きの電車に乗り込み10分乗ったところ着いたロンシャン駅にて下車したのはなんと!私たちと日本人2人のみ。こんな田舎で日本人に会うなんて。。でもこういう経験は初めてではないのです。スペインの田舎のガウディの建築、それもまた教会を観にいったときも、日本人とだけ電車を下車した覚えがあります。建築に興味がある人って日本人には多いのかもしれない。
駅からトボトボと村の中心まで歩き、そこから山のてっぺんにあるこの教会までひたすら歩く。途中、ハリネズミが車に轢かれて倒れていたり、見たことのないおおきな西洋?ナメクジをみたり。教会に行き着く前に初めて見る生き物たちに驚いたりして、自分がどんな田舎に来ているのかを実感しました。40分くらい歩くとやっと教会が見えて(思ったより大きかった)3ユーロ払って入館。この教会は壁にいくつもの四角い穴があいていて、そこにはカラフルなガラスがはめこんであり、教会内から見ると色とりどりの光が降り注ぐという夢のような教会なのです。ここを訪れるまで何度もいろいろな本でこの教会のことを読んだり見ていたりしたので、ものすごい感動が押し寄せるに違いないと期待しすぎていたためか、行きし道のりの長さと辛さが多かったのか、思ったより感動しなかった私が残念でした。でも、教会の造りや光の採り方や人の動きを計算された設計と絵画的思考には、自由さと機能美のバランスもよく、やはり巨匠ル・コルビジェはすごいなぁと思うのでした。
2008年6月2日月曜日
昼下がりの消防ショー
日曜の昼過ぎにドアをまた強くノックする音が聞こえて、2週間前の下階のおばあちゃんとの水漏れ事件を思いだし、固まった。なっなに?!また!どうしよーー。
ウィ?とドアを開ける前に聞いてみると、「消防です!開けてください!」と。
うぁーーやっぱりまた事件よ。いや?それとも悪質な泥棒?! 怖いよーどうしよう。。
数秒悩んでいるとまた「開けてください!なにやっているんですか?」と。
ドアののぞき穴から覗いても暗くて相手の顔が見えない。そしてドアにはチェーンがない。そして今週末はMが南仏へ出かけている。迷った挙句Mに電話。Mは「開けたら?」と。よし!そうだな。ガチャ・・太陽の下で働いているからか、元気そうな日焼けした体格の良い消防士さんが立っていた。彼は一言「水漏れしてない お宅?」 私は「またですか!!ーー! いえ、うちは何もないですよ」彼は「あっそう、それだけです さようならマダム」 えっ気になるじゃーん。外を見ると消防車と人垣があり、向かいの建物に住んでいる人々もちょっとした イベント いや、事件に興味津々で上半身をおもいっきり伸ばしてみている。
慌てて一階に降りて今度は忙しい消防士に「私の部屋は大丈夫なの?何があったの?」と聞くと、大丈夫気にしないで。。と返事。とぼとぼ階段を徒歩で上っていくと3階の部屋が水浸し。。で、肝心の4階の人がどうも留守中らしい。それが問題だったみたいで、消防士さん達、こうなったら突撃だってことで、消防車がハシゴを伸ばして、外から窓を割って突入。一部始終を5階の窓からみていると、なんと消防士さんが梯子を伸ばすときにコントロールできなくて、4階の人のベランダを壊してしまいました。それを見ていた向かいのおねえさんが、嬉しそうにへへへっと悪代官といたずら少女を混ぜたような顔をして笑ってました。
結局4階の人の水漏れが原因だったようですが、それほどすごい規模の水漏れでもないのに消防士が突入するなんて驚いてしまって、もし2週間前に私も外出中だったらきっと。。と想像すると恐くなりました。ああ水漏れのない建物に住みたい。
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