2012年7月10日火曜日

現在完了 present parfect その1

現在完了でつまずき、引きずってしまうと後が大変な現在完了。
ややこしや。ややこしや。
なぜなら、現在完了は日本語の文法に存在しないからなのです。
(以下、現在完了については赤色でマークしてます)

まるでマスターしたかのように話しますが、はやりつまずいたまま先に進んでしまったが為に今こうして復習してもう一度ちゃんと分かろうとしようとしているわけです。
現在完了のためにいくらつぎ込んだか数えたくない程です。(覚えが悪いもので。。)

過去形simple pastはみんな分かると思うんです。(以下、青色は過去形について)
I injured my hand. 私は手を怪我した。

でもこれは怪我をしたってだけで、今はどうなってるのか 治ったのかわからないし、
そんな事まで伝えないよ。ただ、あったこと事実を言うだけの時。 に使います。
日本語だとそれで十分なのだけど、これが過去形にニュアンスを含んで言いたい時は
現在完了を使わないといけないんですね。 現在完了を使わないと聞いている相手が
話の情景を推測しづらくなるんです。

現在完了でI have injured my hand.私は手を怪我した。
(日本語だと過去形と同じ意味になってしまう)
だとニュアンスは怪我がまだ治ってないのよーってのが入るんです。
日本語だと「怪我したんだけど、まだ治ってないのよー」と話すのだけど、英語は一文(怪我したんだ。)だけで表してます。
過去形で言ってしまうと、聞き手は あっ昔のことね。今は関係ないのねって思う。
でもこれを過去完了で言う事で、あらー大変ねー。どうして怪我したの?っていう
話に繋がる。
そう、現在完了の現在っていう所は 過去について話しているけど、文章に現在と繋がっている感覚があるっていうことなんです。

その含まれるニュアンスってのは3種類あります。
そのなかのどれかがニュアンスとして含まれているときに現在完了を使います。
1/経験を語っているとき
2/継続されている事を言ってますーって時
3/状態を伝えたいとき。
この3つ、中学で習って覚えている方もいると思います。

でも3つ書かれたからといって、すんなり入ってきたら楽なんですが、中学生の私は
この3つを非核3原則みたいに覚えただけで、活用できなかったわけです。
答案用紙にこの言葉が出ると思ってたんでしょうね。バカです。
でも美大とはいえ、現在完了わかってないのに英語で大学入試し入学し、
英語が必須科目だったのに単位をとり卒業し、NYに来てから分かったってのは日本の教育がおかしいんじゃないでしょうか。

No1の経験について説明します。

文章の中で語っている事が経験として言いたいとき。

例)I have visited Kyoto five times.
京都に5回行ったんだよ! という行ったというアクション、経験を語っていますね。
行った事実を言いたいんじゃなくて、行った事(経験)を伝えたい。

I have never visited Kyoto.京都に行った事無いです。という 
 行った事ないという経験でもいいのです。

Have you ever visited Kyoto?「京都行った事ある?」という経験についての質問も現在完了で。

経験についてのニュアンスを含む現在完了にはever(今までに)once(かつて、一度)before(以前に)often(しばしば)という単語が入るときも使います。
今までしたことある? とか 時々◯◯するんですよ。とか一回行った事あるー!とか
そういや経験カテゴリーですね。

よく使うのは ◯◯に行った事ないー。とか行った事ある? とか。
過去形での例だけど、「京都行った時に、手を怪我したの。」 というのは
過去形で。 なぜなら、怪我をしたという事実が大切であって、怪我が続いているわけでも
ないし、もしそうだとしても怪我が続いているんだと教えたくなければ過去形なんです。
でも怪我して今も辛いのとか言いたい時は  I have injured my hand when I visited Kyoto.
あと、昨日に とか 3日前に とかハッキリ時間指定している時は過去形で。
 過去形だけで怪我したの。と言うと相手からは「(あっそう、それで、話の重要なポイントは?もっと言いたい事がほかにあるはず)。。」と次の話待ちになってしまうかも。
現在完了で言うと「あらーまだ?大変ね」と返ってくる訳です。
何の事柄ついて一番言いたいかによって文法を使い分けないと 、言いたい事が伝わらない
かも。。

ぶっちゃけ、アメリカだと外国人も多すぎるので、皆がちゃんと文法を使い分けている訳じゃないので、完全過去形で話しても通じたりしますけどね。
でもフランス語でもそうですが、何を言いたいか、伝えたいか、話の構成を全部分かった上で話す言語なので、ある程度頭の中ではっきり決めておかないと、話せない言葉かなとは思います。日本語を話す感覚でフランス語を話すと、途中で何をどういいたかったんだっけって混乱したりします。そういう意味で主張を強く持たないと伝えられないってことに。

次回は現在完了のNo2継続について話します。





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