2008年11月27日木曜日

エネルギッシュな落書き


ここはパリの北、スターリングラード駅前にある落書きなのだけど、いや、これは落書きというのかな?建物の持ち主に招かれていない絵だから落書きだけど、最近では現代アートとして受け入れられつつあるストリートアート。こういうスプレーペンキで手早く描かれた絵が労働者階級が多く住む地域では多く見られる。こういった絵を見るたびに、作者たちの言い表せない想いを警察の目から逃げつつも描いて残してゆくパワーを感じてならない。
私も一アーティストとして、自分だったらここまで出来るだろうかと投げかけてみると、そこまでの想いが無いことに
ふと、まだまだだなぁと思ったりするんです。だから、こういう絵を見るたびに、この人たちに負けないようにエネルギッシュでいたいと力づけてくれる刺激を感じます。
この絵を描いた人は、どうしてスニーカーを描いたのだろう。スニーカーが欲しかったのか、今一番おしゃれで素敵なものに
作者にとって映っているものなのかもしれない。それをこの目立つ壁に大きく描いた人は、とても素直な人なのかもしれない。
そんなことを思いながら私は考えるときが楽しい。
ストリートアートで有名になった今は亡き 画家バスキアも初めは嫌われていたけど、有名になるにつれて彼が描き残した壁を
売る目的で剥がしていく人もでてくるようになったのだから、落書きとアート作品との境目は紙一重。
どんなものにせよ、表現するというパワーは素敵だなと思う。

2008年11月26日水曜日

今も使われ続ける古物


下町を歩くと時々、古くても直さずそのまま使い続けている、もしくは空き家としてある家がある。
この壁も塗りなおさずにそのままになっているのだけど、薄っすら以前に塗られていた字が見えている。
こんなボロボロのドアでもそれが味になって綺麗だと思いました。こういうのを見かけると、全てが新品である状態
が綺麗なものとは限らない、時代の味が残っているからこそ美しいものもたくさんあるのだと感じます。

2008年11月23日日曜日

シャンゼリゼがライトアップされました


先週から恒例のシャンゼリゼのイルミネーションが点灯されました。昨年からこのブルーになってしまって、ちょっと冷たい印象。
前のオレンジの電球のほうが好きなのだけど、エコロジーにはこのライトがいいそうです。

2008年11月21日金曜日

ボジョレー解禁


今年は一層のこと解禁に盛り上がっていないボジョレー解禁日ですが、スーパーでボジョレーを買ってきたので早速飲んでみました。ゴーミョーから出しているボジョレーは毎年、そこそこおいしいのでチョイス。
香りは ウッっと強いアルコールの香りがとても気になりました。
しかし、味は期待していなかったからなのか、結構イケル。渋みや酸味もバランスがよくてサラミとかと合いそうな感じ。
思ったよりおいしかったです。香りを吸いすぎなければ 笑 おいしいですよ。ああ季節ものだなぁって感じた今年のボジョレーヌーボー。フランスに来てからは毎年飲んでいるからかな、ボジョレーを飲む頃にはクリスマスが近づいたなぁって実感するような季節感があります。
ワインと一緒に食べたのはクネルという魚と小麦を混ぜた練り物とトマトとソーセージの煮物。

2008年11月19日水曜日

何故かよく会う有名人

過去に3日連続で 写真家のアラーキーに遭遇したことがあるのだけど、パリに来てからはデザイナーのヨージヤマモトさんをよく見かける。バスから見かけたり、街で見かけたり。
先日は滞在許可証を更新しに行ったらバチッと目があって、あっ ヤマモトさん。。じゃないか。。
しかもこんな所で。ヤマモトさんもこんな移民の庶民がくるようなところに来るんだなぁ。。って思ったけれど、どんなに有名でも申請をするには本人が来ないといけないわけで。。まぁ彼は弁護士さんと来ていましたが。場所の雰囲気が暗い病院の待合室みたいな所なので、不思議でした。またきっと会えそうです。

水道のメーターがついた

もう5年以上住んでいるアパートに今頃、水道のメーターが取り付けられました。
今までどうやって水道料金を払っていたかって?それはアパート全体の水道料金を世帯数で割って払っていたのです。
これって本当に私たちには損で、電話ボックスみたいなシャワーしかない我が家はシャワーが快適ではないために、わざわざ
スポーツジムのシャワーを浴びに行っているのです。驚くほど水道を使っていないと思います。他の大家族の世帯はどうなんでしょうか。自宅にお風呂がある世帯なんかはお得だったはず。
まぁ何があったかわからないけど、昨日に大家さんが 水道工事の人が来るから自宅待機してください!と急に私に言い、
朝8時からずーーっと 外出する仕事をキャンセルして、土足で上がってくるフランス人のために自宅に新聞紙を敷き詰めて待機していたわけです。
やっと来てくれたのが15h、それから一時間二つのメーターを取り付けてくれたのですが、トイレに取り付けたものがあまりに大きくて、工事が終わってから便座カバーを開けると開ききらず、帰りかけた工事のおじさんを呼び止め、なんとかしてくれって文句言ったら、あー?今何時? これ邪魔か?って言って あーだこーだ不便だと言ったら、ふんっってメーターを壁に押し付けて えいっと便座カバーを開けた。開いた。開けたカバーもギリギリ落ちてこない。OK
工事の人たちはいろいろ迎え入れてきたけど、皆そろって 壁や床やに工具を直に置いて傷や汚れや、ひどい時には
コンクリートみたいな強力接着剤の塊を床に接着したまま帰ってしまう。新しかった便座カバーももう傷だらけで接着剤が。。
今回のおじさんは水道のパーツを忘れていきました。 お願いだから接着剤をウチの床で練るのは止めてほしい。
日本では当たり前のこともこっちではないことも多いので、いろいろ警戒しておかないと。でもいつも工事の人が帰ってから
気づくのよね。 電気や水道を急に切るのも止めてほしいな。

2008年11月13日木曜日

バイトしていました

先週の日曜日で終了しました JAPAN CAR 展の受付バイトをしていました。
世界的建築家 坂茂 さんが会場構成 、 MUJI のデザイナーでもある 原賢哉 さんのキュレーションの
日本のデザインと車展といった感じでしょうか。

バイトさんが私以外は若いフランス人だったので、想像以上になかなか大変でした。
終了した今は、いい経験になったのかなって思いますが、日本と外国をまたぐ仕事の大変さをひしひしと
感じたので、これからは何かしらのお仕事のお話があったら検討する材料にはなりそうです。
3キロ痩せたので、それはちょっと嬉しい。
http://japancar.designplatformjapan.com/
今月29日から4月19日まではロンドンの科学博物館での展示へ巡回します。
ロンドンにいる方は是非みにいってみてくださいね。すばらしい盆栽にも会えます。