新しいアトリエがまた閉められてしまいました。
1ヵ月ほどで、まさかの撤退です。
今回は急に警察がどどっと押し寄せて、慌てて荷物を外に出して。。ということで
私は朝に居なくて、アソシエーションの仕事が終わってから友人からの携帯へのメッセージを聞いて慌てて行ったのですが、もう中に入れず取り出せたのは私の100号の絵のみ。
絵の具と絵を描くときに着ていた服を中に忘れられてしまったみたいで取り出せず残念。
日本から戻ってきて、アトリエを持つことができて、あっという間に無くなってしまいました。
今はまた呆然としていて、明日からどうしようか。。と考えることしかできません。
とりあえずまた前回のように自宅を整理して、制作する場所を作ってがんばろうかな。
諸行無情ってこういう感じなのかも。
今回の建物には低賃金の公務員家族やシングルマザーが沢山住んでいて、まだ2歳の子供も住んでおり週末にその家族と話していたばかりなので胸が詰まる思いがします。父親は学校の先生でお給料が月20万で、前住んでいたアパートの家賃が16万、家族4人で生きていけない。なのでこの建物に不法占拠して質素に暮らしていると話していました。パリの家賃や物価が高くなる一方、お給料が公務員でも生活が成り立たないほどしか貰えない。弱者は追い込まれるばかりです。
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