2010年9月17日金曜日

引っ越します

私をご存知の方は既に知っていると思いますが、来月からNYへ引っ越すことになりました。
7年と9ヶ月のパリ生活、長かったような短かったような。
色々とありました、前半ははっきり言って辛い事ばかりでした。
それからすこしつづ改善し、今では鼻歌歌いながら買い物袋をさげて帰れるくらいの
余裕と楽しさ、安心した平和な時間を過ごしています。
こうして8年近くも、何とか暮らして行けたのは全ては周囲の協力や励ましがあってのことです。一人では暮らせなかったと確信しています。
初めての海外暮らしがパリだったというのは、私にとっては上級者コースでしたね(笑)
なので、NYへ行っても多少の事があっても挫けないだろうなと思っています。
まさか8年近くもいるとは思っていなかったし、フランス国籍マダガスカル人と結婚までするとも思っていませんでした。
人生は何があるか本当に分からぬものです。
結婚も、アートも苦も楽も踏みしめながら続けてなんぼだと思います、これからも
皆様どうぞご支援よろしくお願い致します。

今日、アメリカ大使館でのビザ面接を終えて、無事1週間以内には発効されるとのことで、
ようやく引っ越し準備のエンジンがかかりました。
大使館では全ての指紋を採られ、大国に行くんだなと、なんとも苦笑いですが、
どの国に行っても郷に入っては郷に従おうが基本。不思議な文化、習慣の壁も
横に習えの精神でがんばります。
あと1週間で家の中身を出さないといけないので、かなり大慌てになりそうですが、
とにかく箱につめて7年お世話になったこのアパートにお辞儀して出て行こうと思います。

そういうわけで、かなりしばらくブログをオヤスミします。
次回は NYのらりくらり で会いましょう。

2010年9月13日月曜日

マダガスカルから戻りました

18日間の旅はあっという間でした。
見るものの殆どが初めてで、車による長旅も長く感じることもなく、
やたらと写真やビデオを撮りまくった旅となりました。
いろいろとお見せしたい写真がありますが、ざっと9枚選んでみました。


ラヌマファナ国立公園の森は苔に覆われた木やツタが多く、大きなシダ植物やバナナの木など。そこはまるでジュラ紀のイメージ。


シファカを発見。殆どを木の上で過ごすらしく、地上10メートル上くらいにいました。
双眼鏡をやっぱり持って行けばよかった。。



ワオキツネザルが住んでいる森へ。大きな岩場を越えた所にいました。


この大きな木の中に何匹のワオキツネザルがいるでしょう?数えてみて。



イサル国立公園はマダガスカルのグランドキャニオンと言われている所。
岩盤状の道を歩いていると突然木が生い茂る場所があり、そこには自然に出来たプール
がありました。


ここも他のナチュラルプールの場所。水が一滴もないような岩場を歩いていたのに、
谷底には小川があり、その両サイドには樹木が。そしてプール。自然の不思議です。



マダガスカル南西部海岸地域にあるイファットにはバオバブが多く集まる地域があり、
その公園を訪ねました。



イファットの海は海岸からモーターボートで15分くらい飛ばしていかないと、
いけないくらい浅瀬が続きます。浅瀬の先は大きく波が打ち寄せ、その波を越えると
大海原へ。そこまで行ってシロナガスクジラを見つけに行きましたが、残念ながら、
私達が行った時には鯨が現れず残念でした。



最後に首都にある動物園でキツネザルに餌付けをさせてもらった時の写真です。
とても可愛いでしょ。

マダガスカルは遠い国ですが、皆さんにも是非行ってほしい国だと思いました。
人はのんびりしていて(のんびりし過ぎの事もありますが)、客引きが皆無だし、
騙そうとする人には会う事はありませんでした。
ただ、貧乏な国ですから、水道の設備も悪く、綺麗な水が得られないということの
大変さが身にしみました。
郵便ポストもありませんでした。
あとは蚊に刺されないように注意するのが面倒だったかな。
藁で作った家に住んでいる裸の子供達、大変でも生きている姿を見て
自分はどんなにか恵まれているのかと感じました。この運を無駄にしないように
生きなければ行けないとも思いました。
そういう意味でも、人生に迷った人など行くといいのかもしれませんね。

2010年8月24日火曜日

傑作建築

有名建築家 ル・コルビジェの代表作サヴォワ邸がパリ郊外にあります。

この建築は良い。すばらしい。写真より感動した建物です。おすすめですよ。


空間の内側と外側をつなげる、外部と自然との調和。
壁や柱を出来るだけ少なくし、部屋の仕切りも軽くし、自由な空間を生み出しています。


浴槽にも光が差し込み、青のタイルが美しい。

光を入れ、空間の透明度を高めています。
コルビジェ建築の好きな点は、光の使い方、機能美、建物の空間と外の空間の繋げ方。
そこにあると思います。窓から見える景色がまるで絵のように見えるのです。
建物の中で生活しているにも関わらず、自然の中、オープンエアーで生活しているような
軽さ。

誰にどう言われ様が、お金があれば、そっくりそのままコピーして家を建て、
住みたいです。もちろん椅子もコルビジェのLC2を置きたい。この椅子は本当に
座り心地がいいのです。時々、東京の美術館やデパートにも休憩用の椅子として置いてあったりしますよ。
ちなみに明日から旅に出ますので、当分ブログはおやすみします。

2010年8月23日月曜日

チーズの国

ここはスーパーのチーズ売り場の写真。
手前は全部カマンベールです。
しかも!この店で売っているチーズはこの棚の他にあとひとつ同じ大きさの
棚にもあるのです。この棚は白いチーズの棚で
他のは黄色いハードタイプのチーズが売っていました。

多分、チーズは日本の漬け物くらいの存在だと思います。まぁ私は漬け物嫌いなので食べない
のですが。。
そして、チーズは食後に食べるもので、チーズの後にはデザートという順番が基本的です。
ただ、ピクニックのような時は順番なしに食べますよ。
私のおすすめチーズはコンテチーズです。ミルクの味たっぷりで、パルメザンのような味わいです。迷ったら、コンテです。

最近のキリコと芸

最近ブログを更新するのをすっかりさぼってました。
引っ越しが近づいているので、家の中にはこのようにキャットタワーが。

旦那が日本に住んでいた時に書いた書もあります。キリコはこのキャットタワーならぬ、
段ボールの山に登っては満足するようです。

キリコを下から撮るとこうなりました。


さて、キリコの芸をyoutubeにアップしました。
これは、旅行中に預かってもらう友人に教える為にこしらえたものですが、
みなさんにも見てもらう事に。もうこんなことを3年?しているので慣れたもんです。

2010年8月10日火曜日

念願のローラートレッキング参加

インラインスケート歴はなにげに私は長い。19歳から始めて7年のブランクが途中あったものの、続けており、目標は日曜日に開催されるパリ市内をローラー愛好家が集まって20Kmくらいをトレッキングするものに参加すること。
やっと週末に初参加してきました。

バスティーユ駅前の集合場所に続々と愛好家が集まる。

今回は総勢200名くらいはいたのではないでしょうか。

警察のローラー隊とローラー上級者が警護してくれ、先方の道をあける為に車を止めてくれます。それで、時々こうして道が空くまで待っていたり。。

途中、長ーい坂があったりでかなり疲れました。上るのも大変だけど、下り坂もブレーキをかけながらの走行なので、これまた疲れる。
転倒者や先方停止の場合は両腕をあげて後方の方に注意を促し、追突を避けるなど考えられている。
一番キツいのは石畳をひたすら走らなければいけないとき。通常以上の力を要するのと、ガタガタ体が揺れて頭がシャッフルされて、辛い。流石パリの道だけに石畳が以外と多かったですね。でも楽しかったです。広い道を車を気にせず走れるのは気持ちがいい。
何故かアジア人の女性の愛好者が少なく、ヨーロッパ人は男女共に参加者が多かったですね。
中にはベビーカーを押しながらローラーするお父さんもちらほら。80歳くらいのおじいさんもいたりして、その元気さに驚きました。

2010年8月1日日曜日

パリで有名なアイスといえばベルティヨン

今日は天気がいいので、インラインスケートで自宅からサンジェルマン、ノートルダム、
サンルイ島まで散歩してきました。

ここの橋はシテ島とサンルイ島をつなぐ橋です。(二つの島はパリの中心にある中州です)
ここは観光地としても有名な場所なのでいつでも人が沢山。でも個人的にサンルイ島は
観光のドキドキ感をいつでも感じれるし、古い建物が多いので好きな場所の一つ。
このサンルイ島で有名なのはBerthillonベルティヨンのアイス。
パリのレストランでこのアイスを扱っている所も多いのですが、やはりサンルイ島で食べるのと気分がいい。なにせセーヌ川を見ながら食べれるという景色の良さです。
アイスが特別好きではないのですが、ここに来て天気が良いと、食べておこうという気になる
んですよね。観光客気分ってとても好きです。もちろん、お味もおいしいのです。

この橋を渡ってすぐ右角にあるお店は思い出の場所で、初めて妹とパリに来た時に、
観光マップ片手に一生懸命さがして行き着いて寒いのに食べた思いでがあります。
その時も、こんなふうに人が並んでいましたっけ。懐かしい。
ここでアイスを買って、パリジャンがセーヌ川に下りる階段に腰をかけて食べているのを
見て、ああパリなんだなと思ったのを覚えています。

写真はモカ味とプラリネオレンジ、チョコ味の3種豪華盛り。
こってりだけど、やっぱり美味しかったですねぇ。
ちなみにサンルイ島には沢山の場所でベルティヨンのアイスを店頭で買えますよ。
でも、いい景色の中で食べるなら、ここがおすすめ。
シングル3ユーロ、ダブルで4.5ユーロ